Windows7クラシックテーマ・フォント指定解決編
 Windows7の汚いフォント指定をどうにかするには、スムージングをオンにしたフォントを導入し、ClearTypeを切ってクラシックテーマを使った上でレジストリに手を入れれば改善される、というのが前回までに得られた成果です。ただ、それなら結論としては具体的にレジストリのどこに手を入れれば良いのかという点はあやふやになっていたので、ここで決着をつけるべくさらに煮詰めてみました。

 なんのことはない、結局はクラシックテーマに気がつく前に出した結論と同じ、FontSubstitutesにMeiryoとMS UI Gothic,128の文字列値を作ってフォント名を指定してやるだけ、追加でMS GothicとMS PGothicの文字列値も作っておけば十分です。クラシックテーマの下でもこれで9割9分改善されました。残り1分はコンロールパネル以下で一部アンチエイリアスのかかっていないメイリオ表示が見かけられる程度で、正直どうでもいいと思えます。とはいえこの部分もレジストリ編集で修正する手はあるにはありますが、とりあえずこの点の説明は後回し。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"Meiryo"="フォント名"
"MS UI Gothic,128"="フォント名,128"
"MS Gothic,128"="フォント名,128"
"MS PGothic,128"="フォント名,128"

 フォント名のところは各自使いたいフォントのフォント名を指定してください。フォントのファイル名ではなく、フォント名です。

フォント変更
スナップショット撮れないので直撮り、このあたりのフォントも変更される

 Meiryoを指定すると、起動時の"ようこそ"や終了時の"シャットダウン"のフォントが変わります。別に変える必要はないところですが、ClearTypeを切ったメイリオの表示だと汚いので、スムージングの効くフォントを指定して見栄え良くします。

 MS Gothic,128とMS PGothic,128についてはファイル削除やファイル名を指定して実行のダイアログのフォントが変わります。128の数字が何を意味するのかはわかりませんが、必ず記述してください。記述しないと反映されません。

 MS UI Gothic,128はファイルのプロパティをはじめ、かなりの部分で変更が認められます。その分影響が大きいので、MS UI Gothicのまま使うのもアリだと思います。うえと同じく128を忘れずに。

 このフォント変更で見栄えを良くする作業は、Windows7側の標準アンチエイリアスが有効、かつ変更するフォントのスムージングがオンになっていることが大前提です。

 Windows7では標準アンチエイリアスはなくなったと一般に言われていますが、コントロールパネル→システム→システムの詳細設定→詳細設定→設定→"スクリーンフォントの縁をなめらかにする"でClearTypeを切ってもアンチエイアリスがかかります。呼称はどうあれXP時代の標準アンチエイリアスとまったく同じです。

 フォントのスムージングは基本的にオフにされているので、個別にttfmodで修正しておく必要があります。そうしないとClearTypeを切ったときに標準アンチエイリアスが有効にならず、単にギザギザなフォントが表示されるだけです。

 さて、残りの1分(いちぶ)についても変更する手はあると書きましたが、その点について触れたいと思います。この方法は難しいことはないのですが、エクスプローラー上からメイリオとSegoe UIのフォントが見えなくなる、つまり使えなくなるのであまりオススメできません。そういうものだと理解した上でやるかどうか判断してください。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Fonts]
"Meiryo & Meiryo Italic & Meiryo UI & Meiryo UI Italic (TrueType)"=""
"Meiryo Bold & Meiryo Bold Italic & Meiryo UI Bold & Meiryo UI Bold Italic (TrueType)"=""
"Segoe UI (TrueType)"=""
"Segoe UI Bold (TrueType)"=""
"Segoe UI Italic (TrueType)"=""
"Segoe UI Bold Italic (TrueType)"=""

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"Meiryo UI"="フォント名"
"Segoe UI"="フォント名"

 何をしているかというと、MeiryoとMeryo UIそしてSegoe UIのインストール情報をOSから見えなくして、Meiryo UIとSegoe UIの代わりとなるフォントを指定してやっているわけです("="の後に何の記述もないところに注目)。Meiryoについては先に指定済みなので省いています。この修正方法に関しての情報元はこちら

ファイル名を指定ダイアログ

 Segoe UIというのはWindows7でデフォルトで指定されているUI用フォントらしいです。日本語版WindowsではMeiryo UIとMS UI GothicがSegoe UIの代わりに使われていますが、指定されていない部分はSegoe UIが優先されます。それをまとめて無効にしているわけです。なお、情報元では、このやり方では"ファイル名を指定して実行"の部分の表示が崩れるとありますが、先述したMS GothicおよびMS PGothicのフォント名指定をしておけば表示の崩れは回避できます。

 注意!!この修正を施して再起動をかけた以降はエクスプローラーからメイリオが見かけ上なくなっています。Firefoxのフォント指定欄からもメイリオが見えません。知らないとあせってしまいますが、別にフォントのファイルが消えたわけではなくあくまで見かけ上なくなっただけです。レジストリを元に戻せばまた見えるようになります。このあたりがオススメできない理由なのです。メイリオに依存しているソフトを使う人はこの修正はしないほうが良いでしょう。

 以上、Windows7でもクラシックテーマを使えば一通りフォント指定が可能となり、意図しないClearType表示も完全に切ることが可能となります(ただし、IE9のClearTypeは切れません)。見た目Windows7ベーシックテーマ・Aeroテーマでないと嫌だというのではなければ、こちらのほうがフォントが美しく実用性も高い表示となります。

 Windows7ベーシックテーマのでたらめなClearType・フォント指定はどう考えても不具合レベルにあるので、優先して修正してくれたら良いのですけどね。
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