gdippの各設定を試してみた
 以前試したgdipp、その各設定について自分で確認してみたのでここに書いておきます。公式サイトにも設定項目については説明があるのですが、はっきり言ってあれだけではまったくわかりませんでした。しかし実際にいじってみてもよくわかりませんでした。

 gdippの設定は、gdippをインストールしたフォルダにあるgdipp_setting.xmlをテキストエディタで直接編集することで可能となります。以下、試した項目をずらずらっと挙げていきます。


lcd filter デフォルトは1。0にするとアンチエイリアスのかかる一部が緑色に。2にすると黒が強くなりぼやけた感じ。16にするとアンチエイリアスのかかり薄くなり文字が細く見える(ClearType同等か)。

auto_hinting デフォルトは1。効果わからず。

embedded_bitmap デフォルトは0。1にするとフォント内のビットマップを使って表示する。

embolden デフォルトは0。効果わからず。

gamma フォントの色のみをガンマ値で指定できる。

hinting デフォルトは1。0・1・2・3から指定。数字が大きくなるほどぬるっとした表示になる。これは好みの問題か。

kerning デフォルトは0。1にしても変化なし?

max_height デフォルトは72。14以下にすると標準アンチエイリアス表示。15以上でgdipp標準仕様表示。具体的な効果はわからず。

render_mode mono・gray・subpixelの3項目から成り立つ。デフォルトはすべて1。2で有効になる。monoを2にすると単色になるのでアンチエイリアスがかからない。grayを2にするとアンチエイリアス部分がグレーでかかる。表示品位はClearTypeより劣ると感じる。subpixelを2にするとgdipp標準仕様。

pixel_geometry デフォルトは0。アンチエイリアスのかかりのRGBの並びをBGRに変更する。この効果は各自のディスプレイ環境によるので実際に試して好みのほうを選べばよい。

aliased_text デフォルトは0。効果はわからず。

renderer デフォルトは10。0・10・20・30・31から指定。0はClearType。10はgdipp標準仕様。20と30はhinting 3にしたときのようなぬるっとした表示に。31はぬるっとした表示のうえで文字幅がおかしくなった。

shadow alphaの値を1以上にするとフォントに影を付けることが出来る。offset_x・offset_yの数値を上げるほど影が右下にずれていく。


 一通り試した感想は、ろくに使える設定がない、以上です。私がgdippに求めるのは、もう少しフォントを細くしたい、アンチエイリアスに色を付けないで欲しい、まずはこの2点なのですが、残念ながらフォントを任意に細くする設定はなさそうです。アンチエイリアスに色を付けない、この点についてはrender_modeのgrayを2にすれば実現可能でした。しかしフォント表示品位はいまひとつで、これなら標準アンチエイリアスのほうが明らかに上です。gamma値をいじってアンチエイリアスのかかる部分の色を飛ばすことも可能なのですが、これではすべてのフォントの色が飛んでしまいます。アンチエイリアスのかかる部分の色"だけ"を指定できたら満足のいくものになりそうですけど・・・。ぎらぎらしない程度に色を薄くしたいだけなのに。

 あと、hintingの数値をいじるとフォントの見栄えがかなり変わります。3にするとなめらかになります。しかし一部欠けた様な表示になります。好みが分かれるところなので、これは実際に試してその目で確認してみてください。

これはhinting 0の表示

hinting 3のほうがなめらかだが所々欠けてしまう


 個人的には現状のgdippではWindows7のフォント表示・環境の改善を図るには少し足りないという印象です。やはり標準アンチエイリアスでいくしかなさそうです。そうなると、見栄えの悪いメイリオそのものをヒラギノその他の見栄えの良いフォントに置き換える(OSを騙す形で)のが手っ取り早いのかもしれません。
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