ケーブルテレビのおかげで地デジ化に支障なし!
■そもそも地デジ化とは

 地上デジタルテレビ放送、略して地デジ。電波の有効利用という建前のもと、現在のアナログ放送は2011年7月までに完全にデジタル放送へ移行することになっています。したがって、その先もテレビ番組を観続けたいと考えている人はデジタル放送を受信できる環境に移行しなければなりません。これを地デジ化といいます。

 私の家では今年の春に居間のテレビを地デジ対応のものに買い替え、私個人もPCに地デジチューナーを接続し、すでに地デジ化は完了したといえる状態にあります。私の身の回りに限れば地デジ化は非常に簡単なものでした。そのあたりについて、ここで簡潔ながら記事にしています。地デジ化したくてもよくわからない、難しそう、漠然と不安を抱えている人の参考になればと思います。


■居間のテレビは地デジ対応のものに買い替え

 基本的に、地デジ化するのに問題があるとすれば、それは地デジ放送を受信できるかどうかです。この点、私の住んでいるところはケーブルテレビが張り巡らされており、NHKと民放に限ればケーブルテレビに加入しなくても受信できるという環境にあり、まったく問題になりませんでした。予め、既に地デジ化を済ませたご近所さんに確認しておいたこともあり、なにも不安なくテレビを買い替えることができました。


 選んだテレビは東芝レグザ32H9000。32型のHDD内蔵録画モデルです。現在は型落ちして新しいモデル、東芝レグザ32H1が出ているので、そちらを紹介しておきます。

 このテレビの最大の特徴はなんといっても録画機能がテレビ本体についているところです。さらにPC向けに販売されているUSB接続のHDDをテレビに繋げばその分録画時間を増やせるというありがたい仕様にもなっています。録画機能が付されたテレビは増えてきてはいますが、PC向けのUSB接続のHDDを繋ぐだけで録画が出来るようになる、あるいは録画時間が増やせるテレビというのは今のところレグザの他にありません。文句なしにおすすめできます。

 そもそも地デジ化はテレビだけでは済みません。それまで使っていたビデオデッキやハードディスクレコーダーについても地デジに対応したものでなければ役に立たなくなってしまうからです。面倒なこと抜きに手っ取り早く一通り地デジ化したい、そういう観点からもテレビ本体に録画機能が付いているものを選ぶのはアリなのではないでしょうか。場所も取らず、接続の手間もいらず、リモコンはテレビと共通。家族みんなに大変好評です。


■地デジ対応テレビの組立・設置はとても簡単

 私はテレビの設置は業者に頼まず、自分でやってしまいました。テレビの台座の部分と支柱をねじでとめ、そこにテレビ本体を上から載せる感じで支柱を差し込み組立は完了。配線するところはないので誰でもできる作業だと思いました。ただ、テレビを設置したい場所まで動かすのはそれなりの大きさと重さのものを抱えることになるわけで、そこに不安を感じる人は素直に業者に頼んだほうが良いかもしれません。

東芝レグザ32H9000 (現行モデル32H1についてはこちら)

 テレビを設置したところでコンセントを繋ぎ、テレビ本体に付属のB-CASカードを差し込み、それまでのテレビに繋がっていたアンテナケーブルをそのまま新しいテレビに繋ぎます。その状態で電源を入れるとテレビの側で勝手に地デジをスキャンし始めます。大人しく待っているとチャンネル設定がなされ、番組を自由に観られるようになりました。これでテレビの地デジ化は完了!です。なにか難しい設定をする必要があったわけでもなく、あっけなく終わりました。アンテナケーブルはそのまま流用できたので、本当にただテレビ本体を買い替え、置き換えただけでした。

 最初にも書きましたが、地デジ化にはやはり地デジ放送が受信できる環境にあるのかどうかが最大の問題で、それがなければ何も心配は要らないんだなと実感しました。


■地デジチューナーがあればPCを地デジ化することも可能

 テレビはそれほど観ないのでテレビを買い替えるほどではない、でも観られるならそれに越したことはない、そう考えている人も少なくないと思います。実際私個人としてはそう思い、個室のテレビの買い替えはやめてPCに地デジチューナーを接続することにしました。これはとにかく安上がりに地デジ化できるのがメリットです。


 私が使っているのは恵安のKTV-FSUSB2というWindows対応のUSB接続地デジチューナーです。接続は地デジ対応テレビと同様とても簡単。B-CASカードを差した地デジチューナー本体をPCにUSB接続し、そこにアンテナケーブルを繋ぐだけ。私の環境ではまったく問題なく地デジが観られるようになりました。

 ただ、PCの環境というのは人それぞれで、誰かのPCで観られるから自分のところでも当然観られるとはいきません。運悪く問題が生じても自分で解決できる、というのでなければ、少し敷居が高いかもしれません。その意味で、手放しでおすすめできないのが残念です。

PCにUSB接続するだけ

 このKTV-FSUSB2では地デジ放送の視聴はもちろん、録画も可能です。視聴ソフトの機能が少し弱いとは思いますが、それを考慮しても大変便利です。地デジ化の1つの手段としてこんな方法もあったのかと知ってもらえればと思います。


■諸事情によりエコポイント制度の内容が変更に

 この記事を書いている途中、エコポイント制度の内容に変更が加えられることが決まりました。エコポイント制度自体は2011年3月31日まで存続、ただし2010年12月からはエコポイントがおおよそ半減、2011年1月以降は買い替えをしてリサイクルを利用した場合のみエコポイントの対象、その場合でもリサイクル分の加算は廃止、家電エコポイント発行原資が不足した場合は申請順に処理をすることが発表されました。要するに、地デジ化するにあたってエコポイント制度の恩恵を最大限受けるには、2010年11月が終わる前に対象の地デジ対応テレビを買う必要が出てきたのです。

 もし買い替えるかどうしようかと悩んでいるのでしたら、この機会に購入に踏み切ってしまうことをおすすめします。2011年7月でアナログ放送が終了してしまう事実はもはや変えられません。こちらで地デジ化するしかないのです。どうせするしかないのであればエコポイント制度を利用したほうが得でしょう。上で紹介したレグザであればエコポイントは12000、商品券12000円分と交換できるので実質12000円引きです。これが12月に入ると6000ポイントになり、来年以降はリサイクル利用した場合のみエコポイント対象、しかもリサイクル分の加算は廃止ときています。随分と旨みがなくなってしまうのです。急な発表で驚きましたが、エコポイントの原資が不足する恐れが出てきたということですので仕方がありません。この件についての詳細はこちらで確認してください。

 なお、地デジチューナー単体にはエコポイントは付きません。これはもともとですのでお間違いなく。


 以上、私の家の地デジ化についてでした。ケーブルテレビのおかげで地デジ放送の受信の可否に悩む必要がなかったのは恵まれすぎかもしれせんが、地デジ対応テレビを設置するのに特別なことをする必要はなかった、録画機能のあるテレビを選べば別途地デジ対応の録画機器を揃える必要はなく便利、テレビを買い替えなくても地デジチューナーで安上がりに地デジ化する方法もある、そのあたりが伝わればと思います。

 地デジ化そのものについては新しくテレビを買う必要があったものの、今までより画面が大きくなり、テレビ本体の録画機能のおかげで録画も簡単になり、家族みんな本当に満足しています。地デジ化してよかったと思っています。
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