環境移行にBackup&Recovery
 Windows7の個人的フォント問題が解決できそうになったので、メインで使っている1TBハードディスクにWindows7をインストールしようと考えています。しかし現状のWindowsXPの環境も捨てがたいので、以前から使っている500MBハードディスクにその環境をそのまま移し、万が一の事態に陥ってもすぐ復帰できるようにしておこうと思いました。そこでいくつかのバックアップツールを試しました。

 バックアップといってもただディスク丸ごとコピーが出来れば良いというのではなく、OSのインストールしてあるパーティション単位でバックアップ出来ること、もちろん復旧する際もパーティション単位で行えること、パーティションのサイズは変更可能であることが望ましいこと、そのあたりが実現出来るものをこの機会に見つけておこうと思いました。

 最初に試したのはEASEUS Patition Masterです。これはその名の通りパーティションをいじるツールで、バックアップも出来ます。本来4000円ほどするものなのですが、2010年1月に期間限定で無料で公開されました。今回はそれを使ってみました。(現在はバージョンが上がってまた有料に戻っています。機能制限のあるフリー版もあります)

 結論から言うとこのツールでは駄目でした。パーティションをバックアップしただけではマスターブートレコード(以下、MBR)を含んでくれないのです。パーティションは自由にいじれて便利なのに残念。有料ツールのわりに使えないです。(追記:2010年4月のアップデートでMBRの再構築機能が追加されたようです。それ以前の有料版はごみに・・・)

 次に同じくEASEUSのDisk Copyを試しました。これはCDから起動して使う、セクター単位のコピーツールです。ハードディスク丸ごともしくはパーティション単位でクローンを作成してくれます。これはいけるだろうと思いきや、やはりMBRを無視するので駄目・・・。EASEUSのツールは詰めが甘いというかなんというか、使えません。設定出来ないわけがないとも思うのですが、わかりませんでした。ハードディスク丸ごとコピーの場合はいけるようです。

 それではと、今度はParagon Backup & Recoveryというそのものずばりの名前のツールを使ってみました。これもフリーソフトです。ただし登録にメールアドレスが必要です。インストール途中で求められます。それ以外は何も問題なく、このソフトは私がしたかったことすべてが出来ました。最初からこれを使っていればよかったです。

 まず手元のWindowsXPをバックアップするのに、1TBハードディスク中のXPがインストールしてある50GBのパーティションを選択します。この際MBRを指定できるようになっています。チェックを入れるだけ。50GBといっても実ファイルは6.6GB程度で、バックアップには10分程度しかかかりませんでした。

 そのままそのバックアップを500GBのハードディスクに書き出します。あらかじめ気を利かせて50GBのパーティションを作成しておいたものの、Paragon Backup & Recoveryは書き出す際にパーティションのサイズも指定しなおせるようになっていて、それは不要でした。例えば今回のバックアップファイルの中身は6.6GB程度なので、その6.6GBから50GBの範囲でパーティションを指定しなおせる、というわけです。今回は20GBに指定して書き出しました。これも10分くらいでしょうか。あらかじめ用意しておいた50GBのパーティションに20GBのバーティションを作成しなおすことになり、30GB分は未使用領域となりました。この部分は後からディスクの管理から解放すれば良いだけです。

 書き出す部分のパーティション変更にこだわったのは、1台のハードディスクをCとDにわけ、CはOS、Dは普段使うツールをインストールしておくとして、OSが駄目になった際にCだけ上書きして復旧できれば、それが一番時間がかからないからです。ツールもCにまとめてしまうと、いざクリーンインストールしたくなったときに面倒だというのもあります。もし、ハードディスク全体が飛んだらそれはもうしかたありません。あきらめます。

 今回試した感じだと15分もあればバックアップから元に戻せることがわかりました。これは使わない手はない!ですね。こんな簡単な作業ですむとは思いもよりませんでした。こんなこと言ったらなんですけど、Paragon Backup & Recoveryがあればこの手の有料ソフトにお金を払う意味はないと思います。それくらい良く出来たツールでした。おすすめ。
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