電圧を下げて、バランス志向オーバークロック
 OCGP 2010 ー Core i7&i5 オーバークロックチャレンジ ー

 制限なし!オレのOC を見ろ!!クラス

 2010年3月下旬に、Core i5 750を使って地デジが観られるようにというコンセプトの下、リビングPCを1台作りました。基本的に地デジ視聴が安定してできればそれでよいというPCです。意図的なオーバークロックはあえてせず、単にBIOSからターボ・ブースト・テクノロジーをオンにして、負荷がかかると133MHz x24の3.2GHzになる本来の仕様で動かしていました。

 しかし「改造バカ」こと高橋敏也氏によるネタ企画「アキバ-札幌-台北 OC紀行」の秋葉編・札幌編の動画を観て、オーバークロックをしているところがとても楽しそうだったので、私も試しにいじってみることにしました。
 とは言えあくまでリビングPC、ケースがAVラックに収まるような(実際収めている)デスクトップタイプで、それにあわせたCPUクーラーもお世辞にもオーバークロック向きとは言えない代物です。そこで、動作速度の限界を突き詰めるという方向ではなく、あくまでリビングPCであることを前提に、電圧を下げて消費電力と発熱を抑え、かつ問題なく動作できる範囲で速度向上を狙うというバランス志向でチャレンジしてみました。
 使用したマザーボードはBIOSTAR TH55XE、CPU電圧はBIOSから-0.08Vまで下げることが可能なもの。この-0.08Vを絶対条件として、オーバークロック入門講座にあった通りまずメモリクロックを下げ、ベースクロックを突き詰めていきました。
 CPUクーラーにはBIG Shurikenを用いています。付属ファンは使わず、APOLLISH UCAP12-BLに交換してあります。このファンには温度センサーがついていて、700rpmから1700rpmの間で回転数を自動制御してくれるところに魅力を感じ採用しました。そしてCPUすぐ隣にケースファンとしてS-FLEX SFF21Dを2つ設置。このファンは800rpm固定で、静かに風を送ってくれます。

 そして試行錯誤の結果は153MHz x24の3672MHz!
x24で3678MHz、CPU電圧は1.212V

 一応161MHz x24の3864MHzでの動作が認められたのですが、ごく稀にリセットがかかってしまうことがあること、そしてCPUの温度が軽く60℃を超えてしまうことから、ここから安定動作かつ温度が60℃を超えないところを探り、この153MHzが良いのではないかと判断しました。メモリクロックは1530MHzでいけました。
x9ではCPU電圧が0.792Vまで下降

 インテルのスピードステップ・テクノロジーのおかげでアイドル時153Mhz x9の1377MHzで動作しています。このとき室温18℃でCPU温度は30℃前半。ここからx21の3213MHz 4スレッドに30分間負荷をかけ続けて59℃と60℃を行ったり来たりしている状態です。もちろんx24の3864MHzの1スレッド負荷時であればさらに低く、50℃前後といったところ。これなら常用してもまったく問題なさそうです。

 CPUの電圧を上げるのではなく下げる方向でのチャレンジゆえ、上げすぎてCPUを破壊してしまうという恐れはなかったものの、微妙なラインで動かしていると何度となくリセットがかかり、その度にハードディスクを痛めないか、BIOSが飛んでしまっていないかと、結局びくびすることになってしまいました。もちろんすべて杞憂でした。何の問題もありませんでした。絶対的な数値として特筆すべきところはありませんが、私のリビングPCにとっては静かに使える状態はそのままに基本性能はアップというバランスの良いオーバークロックが出来たと思います。この結果にはとても満足しています。


 エントリーマシンの構成パーツ

* CPU Intel Core i5 750
* マザーボード BIOSTAR TH55XE
* メモリ CORSAIR CMX4GX3M2A1600C9
* ビデオカード 玄人志向 RH4670-E512HWS
* HDD HGST HCS721010CLA332
* 光学ドライブ なし
* CPUクーラー サイズ BIG Shuriken SCBSK-1000
* ケース Antec FUSION REMOTE BLACK
* 電源 ZALMAN ZM660-XT
* そのほかの冷却関連パーツ ENERMAX APOLLISH UCAP12-BLサイズ S-FLEX SFF21D x2
* 使用OS Microsoft Windows 7 Ultimate

 CPUのオーバークロック後の動作クロック

*3678MHz


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