ウイルスバスターの総合防御力とは
 これは、『今、話題の"総合防御力"って何?』に関するレビュー記事です。
ウイルスバスター公式トレンドマイクロ・オンラインショップ

・私の考える総合防御力とは

 かつてアンチウイルスソフトの良し悪しを判断するには、いかに多くのウイルスを検知できるか、その検知率の高さが決め手となっていました。確かに、既知・未知のウイルスを検知できればできるほど、そのアンチウイルスソフトは優れていると言える、その点に間違いはないと思います。

 しかし、アンチウイルスソフトがウイルスを検知できたというのは、実はセキュリティ確保という面ではかなり後手に回ってしまっていたことを意味します。もしそのウイルスが検知できなければ次の段階でなんらかの被害をこうむっていた可能性が非常に高いわけで、ここで言うアンチウイルスソフトは、セキュリティに対する脅威にさらされながらもぎりぎりで踏ん張っている最後の砦という存在でしかありません。これではいかに検知率が高くても、セキュリティが確保されているとは言い難い状態にあるのではないでしょうか。

 そこで、漫然とウイルスがやって来るのを待つのではなく、こちらから先手を打って脅威を排除していく、より積極的にセキュリティ確保に動いていく流れが生まれたのだと思われます。かつてアンチウイルスソフトと呼ばれたものが、今ではセキュリティ対策ソフトと銘打たれているのは、まさにそういう流れの表れなのでしょう。

 それではどのようにセキュリティ確保に動けばよいのでしょうか。トレンドマイクロ調べによると2.5秒に1件の新しい不正プログラムが登場し、そしてそれはEメールやWEBサイトを通じてやってくる、インターネット経由の脅威としてユーザーに襲い掛かってくるそうです。しかもそれによる感染が全体の92%にも及ぶ模様。恐るべき脅威です。しかしこれは逆に考えれば、EメールやWEBサイトコンテンツを自らのPCに取り込む前の段階、つまりダウンロードの時点で不正プログラムの侵入を防ぐことができればほとんどの感染を防ぐことができる、ということを意味すると言えそうです。

 そして残りの8%の感染はなんらかの理由によりインターネット経由の脅威の監視を潜り抜けてきた、あるいはインターネット経由以外からやってきた脅威によるもの、ということになります。前者については端的に未知のもの、後者については、例えば知り合いから渡されたUSBメモリー内に潜んでいたウイルス・不正プログラムなどによるものが挙げられると思います。脅威がこの段階にまで来てしまった場合はセキュリティ対策ソフトの検知率に頼らざるを得ません。ファイルに潜んでいる不正プログラムを発見する、不正な動きを見逃さない、未知のものであっても発見後即座に対応できる体制が取れている、そういった、それらが実行された時の防御能力の高さが求められるわけです。

 ここで忘れてはならないのは、セキュリティ確保はなんのためにあるのか、ということです。セキュリティ確保はユーザーがPCを安全にそして快適に使うために求められるのであって、安全性ばかり考慮された結果、快適性が犠牲になってしまったというのでは意味がありません。なにをするにもセキュリティ確保が優先されて自由にPCが使えなくなってしまった、これでは本末転倒なのです。したがって、セキュリティ対策ソフトにはセキュリティを確保する能力はもちろん、ユーザーがPCを快適に使うことを妨げない仕組みも合わせて求められていると言えそうです。

 以上をまとめると、

1、ダウンロード時の防御 現実の脅威のほとんどはインターネット経由によるものであるから、それがPCに取り込まれる前の段階で排除できるよう動くことがセキュリティ確保にとっては非常に重要であること

2、実行時の防御 すべてがダウンロード時の防御で排除できるわけではなく、またインターネット経由によらないもの、そもそも未知のものもあるのだから、ウイルス・不正プログラムがPCに取り込まれた段階での検知、および検知できなくても即座に対応できる能力を高めておくことも重要であること

3、安全性と快適性のバランス そしてなにより、これらセキュリティの確保はユーザーがPCを安全・快適に使うために求められるのであるから、それを妨げるような仕組みであってはならない、セキュリティ確保一辺倒ではなくPCが快適に使える仕組みが求められていること

 この3点がセキュリティ確保には欠かせない要素である、ということになります。

 ウイルスバスターニュースサイトにある、"動画"と"総合防御力の3つのポイント"はこのことを指摘しており、上記3つの要素を合わせて総合防御力とするのだと私は理解しました。

・トレンドマイクロの研究員に聞いてみたい質問

 私の理解が間違っていなければ、総合防御力は先述した3つの要素から構成されるところ、NSS Labsによる総合防御力指数のグラフではダウンロード時の防御と実行時の防御の2点しか数値として存在しておらず、セキュリティ確保の大前提とも言うべき安全性と快適性のバランスは評価されていないように見受けられます。この指数によれば、ウイルスバスターはダウンロード時の防御の時点で他を圧倒する性能であり、実行時の防御と合わせても文句なしの総合1位という結果になっていますが、安全性と快適性のバランスはこの指数の中ではいったいどこで、どのように評価されているのでしょうか。

 また、私はここ数年、総合防御力指数では7位という散々な評価をされているAVGを使い続けているものの、セキュリティに対する脅威に直面したことは一切ありません。1位のウイルスバスターとは総合で23.1ポイントという大差をつけられていますが、具体的に、このポイントの差はどのような場面で現れるのでしょうか。この点、大変興味があります。

 私からの質問は以上となります。

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